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 ■ピンキーストリートでコメットさん☆計画■ 

 いま流行りのピンキーストリート。
頭、前髪、後ろ髪、上半身、下半身、各小物類など、それぞれのパーツに統一されたジョイントを持ち、これらを自由に組み換え可能な着せ変え感覚のフィギュアです。


-新次元の着せ変え人形。ピンキーストリート。-

 これを改造して、コメットさんを作ってみようと考えました。
しかし、造型に関しては全くの素人。
実際に試みが成功するか不安なのですが、せっかくいい素体があるのですからチャレンジしてみることに。
ただピンキーを無駄にしただけなんてことのないよう、がんばってみます。

 とりあえずはコメットさんだけ完成しました。
模型などの小物類の撮影もこれが初めてで、ちょっと見にくい写真になってしまいました。

 最終更新日(04/7/13)

 ■用意するもの。■ 

 ・ピンキーストリート
 ・造型用のパテ
 ・塗料
 ・デザインナイフ
 ・紙やすり
 ・塗装用の筆
 ・瞬間接着剤

 人形本体は、原形のままでそれらしい形状のものを利用した方がずっとラクです。
とくにコメットさんに関しては、似たパーツが多いので服を作る手間が省けます。
髪や細かいパーツなどは自作するしかないので、造型用のパテを使用します。
パテといっても、基本的には硬化する粘土のようなものです。
塗料はプラモデル用のものを選びました。
デザインナイフはパテの加工に使用します。
細かい作業が出来る分、普通のカッターナイフより作業性が高まります。
紙やすりは、ナイフで削ったパテの仕上げに使います。
今回は400番のものを選びましたが、もう少し細かい目のものでもいいかもしれません。
瞬間接着剤は、いざという時の補修用です。

 ■作ってみよう。■ 


-服と顔を変えるだけで、こんなにイメージが変わります。-

 手持ちの中では、この組み合わせが一番それっぽいです。
コメットさんに関しては服に困らないのですが、メテオさんの服は形状的にあうものが見つかりませんでした。
ロングコートが色的にピッタリなので、これを代用することにします。


-模型専用のエポキシパテ。-

 オモチャ屋で、模型専用のエポキシパテと呼ばれるものを買ってきました。
箱の中には2色の粘土状のものが入っており、これらを混ぜ合わせることで化学反応を起こし、パテとして硬化を開始します。
使用したものは硬化まで3時間と記されています。
一度に大量に混ぜてしまうと、そのうち何割かは固まって使えなくなってしまうこともあるので、あまり一度に混ぜ合わせない方がいいです。
使用方法は、とにかくコネコネとよく練ります。
パテは粘土よりずっと固くて指が痛くなってきますが、この段階でよく混ぜておかないと後で苦労することになりますので、重要な作業です。
だいたい混ざったと思ったら、作業開始。
頭に大まかな形で載せていきます。


-メテオさん、コメットさん、バイオハザード2のシェリー。-

 一度に形状を作ろうとしたら失敗しそうだったので、まずは大まかな輪郭だけをイメージ。
ここから少しずつ、パテを盛って形を出していく方法でやってみました。
コツとしては、硬化する前になるべく指紋や傷を消して、表面を滑らかにしておくことでしょうか。
固まった後でこれらを消そうとすると、けっこう苦労するはめに。
硬化前なら、水を指につけてならしていけば簡単に消えてくれます。

 ある程度の形を出せたら、余分なパテを削って整えていきます。
各キャラの髪の形状をしっかりイメージしながら、デザインナイフで調整していきます。
硬化したパテは固いので、勢い余って手を切ることのないように注意。
ただ、固いといっても細かい箇所は意外にもろいので、あまり強引に力を込めずに優しく少しずつ作業するのがコツです。


-失敗例。前髪に注目。-

 デザインナイフで削り出していたら、盛ったパテがグリっとえぐれてしまいました。
ちゃんと硬化しないまま作業をすると、こうなってしまいます。
原因は『パテの硬化時間を待てなかった』『同じ割合で混ぜていなかった』『完全に混ざるまで練っていなかった』これらのどれかだと思います。
こうなってしまうと、さらに無駄な苦労をするだけなので、前段階の作業はキチっとしておきましょう。

 だいたい形が出来てきたと思ったら、紙やすりで表面をならしていきます。
、面倒な作業ではあるのですが、最後の仕上がりがここで変わってきます。
ある程度きれいになったら、いよいよ塗装の開始です。


-使用した塗料。水性のアクリルカラーと呼ばれるもの。-

 プラモデルの塗料はアクリルとラッカーとが主流のようですが、今回は色の種類と利便性から、水性のアクリルを選択。
ところが、たしかに扱いは便利で楽だったのですが、どうも水性塗料はピンキーのような素材には合わなかったようです。
乾燥後もなんだかベトつく感覚が残り、実際に気温が高い場所に放置しておくと、塗ったパーツの塗料同士が溶けてくっついたりしています。
失敗でした。
素直にラッカー系塗料を選んだ方がよかったみたいです。


 さて、いろいろ苦労しましたが、なんとか完成です。

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