・・今日は12月22日。もう少しでクリスマスです。 どこを見渡してもクリスマス用のイルミネーションでいっぱいになっています。 と、こんな前書きとは関係無しに、まずツヨシ君達の友達、麻衣ちゃんの家から話を 起こして行く事にしましょう・・・・。 * ここは亜衣、麻衣、美衣コンビで有名<? な麻衣ちゃんの家・・・ どうや夜だと言うのに居間の方が騒がしいようです。 それに気付いた麻衣ちゃんは一人で居間に行って見る事にしました・・。 すると赤色の服と白い袋を下げた男がタンスをあさっていました。 すると麻衣ちゃんはすかさず声を上げました。 麻衣「あっ!・・」 男(ゲッ、や、ヤバ・・・) 麻衣「も、もしかして・・・ サンタさん!?」 男「(ふぅ・・・)そ、そうじゃよ!わしゃあサンタじゃーっ!」 麻衣「でもなんで今日来たの? クリスマス明後日だよ?」 男「そ、そりゃあき、君がいい子かどうかチェックしに来た決まっておろう! 念のために他の子の家も回っておるがのぉ。」 麻衣「ねーっ、じゃあ麻衣は!?麻衣はどーなのぉ?」 男「心配するでない、麻衣ちゃんも十分いい子じゃよ。」 麻衣「よかったーっ!じゃあ明後日には麻衣にもプレゼントくれるよね!?」 男「うむ。ただしいい子で待っておるんじゃぞ! あと早く寝るんじゃぞ!」 麻衣「うんっ! 明後日絶対来てね!」 と、話してその男は麻衣ちゃんの家から出て行きました・・。 そして次の日麻衣ちゃんの家から貯金通帳やら、へそくりなどがごっそり盗まれていたそうだ。 そして、その日の幼稚園での会話である・・。 * 源ちゃん「やったでーっ!いよいよ明日はクリスマスやーっ!」 ツヨシ「ちょっと源ちゃんはしゃぎ過ぎっ!」 ネネ「ねーみんな何サンタさんに何もらうのー!?」 亜衣「私トワールバトン!」 太一「ぼく、お菓子の詰め合わせ・・」 ネネ「太一くん食べる事ばっかだね〜〜」 パニッくん「僕は、僕は武士沢ブレー・・」 麻衣「違うもん!サンタさんそんな物くれるようないいひとじゃないもん! サンタさんは私の家からお金盗んだもん! うっ、うっ・・」 有紀先生「ハイハイ!どーしたのみんな!?」 ツヨシ「先生・・麻衣ちゃんがサンタさんにお金ぬすまれたんだって・・」 有紀先生「そ、それってアレの事・・?」 テレビ「・・最近サンタの格好をして金品を盗む空き巣が多発しております。 みなさまも十分警戒してください・・。」 麻衣「でも、でもっ・・」 有紀先生「・・・ 大丈夫!きっと警察の人がなんとかしてくれるわよ。 だからサンタさんの事、悪く言っちゃダメ。分かった・・?」 麻衣「う、うん・・・」 有紀先生「はい!じゃあ出席とるわよーっ!」 全員「はーい!」 ネネ「ねぇツヨシ君、何か麻衣ちゃんにしてあげようよ・・」 ツヨシ「う〜ん・・ !チーンひらめいた! ひらめいたぞーっ!」 ネネ(古い・・・・・・) * 所変わってここはメテオさんの家、メテオさんは誰かと電話で話しているようです。 メテオ「・・じゃ、出来るだけ早く来てくださいね!私ずーっと待ってますから! じゃ。 ふぅ、じゃさっきの特訓の続きっと・・」 ムーク「姫様、今誰とお話なさってたのです?」 メテオ「うるさいわねぇ!特訓の邪魔よっ!」 ムーク「ヒイイ!す、すみません・・」 メテオ「ん?ああシュン様よ。私がシュン様を明日この家でディナーをご一緒しましょって 誘ったの、だからその打ち合わせ。」 ムーク「はぁ・・ で、その特訓というのは・・?」 メテオ「コレ?最近変質者や引ったくり犯が多いってテレビで言ってたから んで星力だけじゃ不安だと思って今護身用に関節技の特訓をやってるの。」 ムーク「で、でも護身用なら関節技じゃ意味無いんじゃ・・」 メテオ「うっさい!私の行動にケチつけるんならアンタに関節技食らわせるわよ! 覚悟しなさいっ!」 ムーク「ひぃぃぃぃ! あああああ!!」 * んで幼稚園から帰ってきたツヨシ君とネネちゃんは早速コメットさんに相談しました。 コメット「・・・そうなんだ・・ で私は何をしてあげたらいいの?」 ツヨシ「だからコメットさんにサンタさんになってもらうの! コメットなら麻衣ちゃんもわかってくれるはずだよ!」 ネネ「あぁ、そう言うことなの?ツヨシ君」 コメット「よーしわかった!ぜーぇんぶコメットさんにおまかせっ★」 ツヨネネ「やったー!」 ラバボー(いいのかボ!?姫様最近しきりに頭が痛いって言ってたボ!) コメット「だーいじょうぶ!こんなぐらい全然平気っ!」 ラバボー「でもぉ・・・」 コメット「さ!うだうだ言ってないで星力集めに行くよっ!」 ラバボー「はぁぁ・・ じゃいっくボー!! ジャーンプ!」 ツヨネネ「言ってらっしゃーい!」 「・・幾千億の星の子達・・ 私に力を、ゴホッ、ゴホッ・・ 下さい。 みんなの力を、エフッ、エフッ・・ 一つの輝きにして・・」 ラバボー「・・ホントに大丈夫かボ!?・・なんか途中でせきみたいな声出してたし・・」 コメット「だぁーからぁ!全然だいじょうぶだってばっ! さっ帰るよ!」 ラバボー「・・ ほんとに・・?」 * そしてクリスマス当日・・・・ ネネ「おはよーっ!」 景太郎「おはよう。今日はやけに元気だなぁ」 ツヨシ「うん!今日はクリスマスだもん!」 景太郎「おー、そうかそうか。」 沙也香「に、してもコメットさん遅いわねぇ・・ どーしたのかしら。」 景太郎「ママ、ちょっと呼んできてくれよ。」 沙耶香「そうね、コメットさーん、ご飯よぉ・・ ん? ・・・! キャッ!コメットさんすごい熱!」 ツヨシ「ど、どーしたのママ!?」 沙也香「あっツヨシ・・? こ、コレ見て・・・」 ネネ「ママぁ、それ温度計・・?」 ツヨシ「・・よっ、42度!?」 沙耶香「とっとにかお医者さんをっ・・」 すると、よほど騒がしかったのか、コメットさんがよろよろと起き上がりました。 コメット「だ、大丈夫です・・これくらい・・ 全然平気ですから・・・。」 沙也香「何言ってるの!42度で平気な訳ないでしょ! 寝てなさい。」 コメット「で、も・・ ごほっ、ごほっ・・」 沙也香「ほーら言わんこっちゃない! 待ってて今お医者さん呼んで来るから!」 コメット「・・大丈夫。 私今日かならずみんなの家に行くから・・ ゴホッ・・」 ツヨネネ「でもそんな体じゃぁ・・」 ラバボー「ほーらいやっぱり風邪ひいたボー! だから止めといた方がいいって言ったのに!」 ツヨネネ「ラバボーっ!」 ラバボー「す、すみません・・ でもどーするんだボ!? 姫様はこんなだし・・」 ツヨシ「どうしよう・・・ !!チーンひらめいた! またもやひらめいたーっ!」 ラバボー(古い・・・・・・・) * またしても場所は変わり、今度は町はずれの住宅街。 メテオさんがパンパンに膨れた買い物袋を提げて歩いています。 ムーク「いや〜いっぱい買いましたな〜・・ 大丈夫ですか?」 メテオ「ふんっ!なんのこれしき、シュン様の喜ぶ顔の為ならこんなぐらい・・」 ツヨシ「あっ!メテオさん発見!ラバボー急降下っ!」 ラバボー「よーぉっし! 急降下だボっ!」メテオ「アラ、なんか暗いわね・・ ん? ひぎゃああああ!!」
ムーク「ああぁ・・ひ、姫様ぁー!!!!」 ラバボー「あっ、着地に失敗してメテオさん踏みつけちゃったボ・・」 ツヨネネ「えへっ★ 失敗!」 ※絶対にマネしないでください。 メテオ「はぁ、はぁ・・ アンタ達を私を殺す気!? 何かさっききれいな小川が見えたわよ!」 ツヨネネ「まぁ、それは置いといて・・ メテオさんお願い!<以下省略。」 メテオ「・・ダ・メ・よ! 私は今日の夜シュン様と家で約束があるの。 そんな事やってる暇ないの! わかったったら、わかった?」 ツヨネネ「そ、そんなぁ・・ うえええええぇん!!」 メテオ「ちょ、ちょっと・・! 泣いてもダメなのものはダメなのよっ!」 ラバボー「メテオさん!何も子供泣かす事は無いじゃないかボーっ!」 メテオ「・・・っ! えぇーい!うっさい、うっさい! どんなに言われてもダメッたらダメ!!」 ツヨネネ「・・ ラバボー、帰ろ・・。」 ラバボー「・・・・」 ムーク「メテオ様・・・ 何もそこまで言わなくても・・・」 メテオ「なぁーにぃー!! アンタもあの子達の味方なのぉ!?」 ムーク「い、いや滅相もない・・」 メテオ「あいつらの味方しようってんならまた間接技食らわすわよっ!!」
それから、すぐメテオさんは家に帰り、疲れた体を休める事にしました。 ソファに座って何分かした後、突然電話が鳴りました。 どうやらイマシュンからのようです。 シュン「ご、ゴメン! 僕その時間急に仕事が入っちゃって・・ 悪いんだけど、また今度にしてくれないか!?」メテオ「ええーっ!?もう色々用意してさしあげたのに!?」
シュン「ほ、本当に悪かった・・。 この埋め合わせはまたいつかするから! じゃ!」 メテオ「ああっ、ちょっとっ!!」 ガチャッ、ツーツーツ・・・ ムーク「姫・・ 様・・・?」 メテオ「・・・・ あああああああああああああっっ!!!チクショオ、チクショォォォォ!!」 ムーク「姫様!?姫様ぁぁ!!」 * その日の夕方、コメットさんは仕方なくお家で療養していました・・・。 ラバボー「沙也香ママが作ってくれたおかゆだボ。はい、アーン・・」 コメット「い、いやいいって そんな事してもらわなくても自分で食べれるから!」 ムシャムシャ、 もぐもぐ・・・ ラバボー「・・ やっぱり朝の事、まだ気に病んでるのかボ?」 コメット「・・・・ 行って、あげたかったな・・・。」 ラバボー「でも、今更あーだこーだ考えてもショーがないボ。 姫様は今風邪を治す事だけを考えればイインだボ!」 コメット「そ、そうなのかな・・? うっ眩しっ・・・」 そんな事を話している途中、突然まばゆい光と共にメテオさんが現れました。 が、そこまではよかったのですが、床が少々荒れていたので、物に足を滑らせ、 メテオさんは360度回転してしりもちをついてしまいました。 この登場には二人もあ然。 メテオ「あーイタタタタ・・ もう!自分の部屋ぐらいちゃんと整理整頓しなさいよっ!」 コメット「ご、ゴメン・・。 で、何しに来たの・・?」 メテオ「き、決まってるじゃない。アンタが風邪で寝込んでるから このわたくしがあんたの代わりのサンタ、やってやるって言いに来たのよっ!」 ラバボー「ふぅ〜ん、・・・どう言う風の吹き回しだボ?さっきまであんなに断ってたのに・・」 ムーク「実はシュン殿にディナーを断られてしまいまして・・」メテオフライングクロスチョップ!!
メテオ「・・・ な、なんでもないったら、な・い・の・よぉ〜♪」 ラバボー(・・・・・ ムークさん可愛そうに・・・) コメット「で、でも ほ、ホントにやってくれるの!?」 メテオ「も、もちろんよ! 任せときなさい!」 コメット「じゃ、じゃあコレ、幼稚園の子達の住所と、プレゼント。 いちおー名前とプレゼントは一致してるから。 あのこのサンタの服も持ってって。」 メテオ「え、ええ・・・」 ラバボー(ほ、本当に大丈夫なのかボ・・・・?) ムーク(ほぼ瀕死。) * そしてほとんどの子が寝入る午後10頃、メテオさん達はプレゼント渡しを始めました・・。 ムーク「しかし、よく受ける気になりましたね〜・・」 メテオ「なーにちょっと気が向いただけよ、余計な詮索しないでちょうだい。」 ムーク「左様ですか・・ ではまず近いところから片付けていきますか・・。」 メテオ「さっさと終わらせて寝ましょ・・・」 その後彼女らは順調にプレゼントを上げてゆきましたが、 10人目ぐらいでメテオさんが根を上げたので近くの公園で一度休憩を取ることにしました。 メテオ「フゥフゥ・・ さすがにピッキングしながら子供達にプレゼントを上げるのは辛いわ・・ サンタって奴は良くこんな事やる気になるわねぇ・・・」 ムーク「まぁ多分ピッキングでは無いと思いますが・・・」 メテオ「あら、隣のベンチにもサンタがいるわねぇ・・。」 ムーク「同業者でしょうか。ちょっと声かけてみたらどーです?」 メテオ「そうね・・ ねー、アンタも同業者?」 男「ん?あれま、君もそのカッコで泥棒かね? そのカッコだと儲かるだろぉ?」 メテオ「ん?何いってんのアンタ・・ !!! 泥棒!? 今泥棒って・・」 男「(はうう!)じゃ、じゃあい、急ぐんで・・ それじゃ・・!」 メテオ「ちょっ、待ちなさいよっ、あらっ・・・」 メテオさんは男の持っていた袋にしがみつきました。 すると袋はビリビリと破れ、中から俗に言う金目の物が出てきました。 メテオ「なるほど・・あんたが最近ウワサのニセサンタって訳ね・・・・ あんたのような不届き者はこの私が天に代わって成敗してやるったらやるわ!」 男「ひいいいいい・・・」 メテオ「喰らいなさい・・ サブミッション神拳奥義、スピニング・トゥ・ホールドッ!!
* トントントン、トントントン・・・ 麻衣「ん・・誰・・? えっ、またサンタさん!?」 メテオ「ちょ、ちょっとこの窓開けてくれないかしら・・」 麻衣「ダメだもん!知らない人は入れちゃダメって言われてるからっ! それに・・ サンタさん信用できないもん・・」 メテオ「だいじょーぶ! 悪いサンタは捕まえてあげたから。 ホラッ!」 麻衣「あっ、この前家に来たサンタさん!」 メテオ「じゃあ、中に入ってもいいかしら?」 麻衣「うんっ!入って!」 メテオ「はいっ、あなたへのプレゼント。 ごめんね遅くなっちゃって。」 麻衣「んーん!そんな事全然気にしないもん、ありがとう!サンタさん。」 メテオ「フフッ・・ じゃあね。一応あなたで最後だったから。」 麻衣「・・・ 待って、名前・・聞いていい?」 メテオ「・・秘密。知りたかったら、もっと大人になる事ね。 じゃ。」 麻衣「さ、サンタさぁーん、行かないでぇ・・・」 ムーク「なぜ、教えて差し上げなかったのです・・?」 メテオ「ひ・み・つ! ファーア・・ 眠い・・ さ、帰るわよ。 っと、その前にこの悪党を警察に突き出さないと・・」 ムーク「は、はいっ!今すぐに!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そしてニセサンタを警察に突き出した後、メテオさんは家にかえるなりスグに寝てしまいました。 それからどれくらい経ったでしょうか、突然メテオさんは何か聞き覚えのある声に起こされ 目を覚ましました・・。 「起きて・・ 起きてっ・・・」 メテオ「う、うう〜ん・・はっ! シュ、シュン様!?なんでこの部屋に!?」 シュン「今日ディナーにいけなかったからさ、その埋め合わせ。 嫌じゃなければちょっとその辺を一緒に散歩しない?」 メテオ「行きます!絶対行きます! ちょっ、ちょっと待っててください!!」 シュン「うん・・。」 ラバボー「・・ 姫様ぁ これでよかったのかボ・・? 無理矢理シュンさん拉致ってメテオさんの部屋に連れてくるなんて・・」 コメット「私はこれでいいと思うな。 だって、見てよあの二人の幸せそうな顔・・。 さ、私達も早く寝よ。 あ、けっこう風邪の具合もよくなってきたみたい。」 ラバボー「ま、まっさかぁー!? ま、でも早く寝るのに越した事は無いのは確かだボ。」 コメット「じゃ、さっさと帰ろう。 あっ雪! あした積もるかなぁ・・」
終。