アニメの中で実際に使用された背景と、原画作成時に参考にされたラフ画類です。
これらは購入したり譲っていただいたりした、貴重なものです。
昔からこの手の資料は売りに出されるなどして流出していくもののようですが、わたしがそれらを手にするのはコメットさん☆が初めてでした。
その際に、記されている動画ナンバーの意味も教えて頂き、アニメ映像を照らし合わせて確認したときはとても感動したことを憶えています。

-所有している背景類。触る度にちょっと緊張。-
背景は一般のセル画サイズよりも、大きなものが使用されています。
触った感じでは、普通の画用紙っぽい。
直筆なので絵の具の匂いが強いです。
なにより、アニメ画面のものよりも描かれた線がくっきりと見えることが印象的。

-33話カット68。これには直筆のレイアウトが張り付けられています。-

-それをめくるとラフレイアウト。-

-それもめくって、ようやく背景。-
ラフレイアウトがないこともありますが、基本的にはこの構成のようです。
レイアウトは直筆だったりコピーだったりで、場面によってバラバラ。
管理の都合でセロテープで背景に貼付けられているのですが、それが劣化してパリパリになってきています。
バラバラにしてしまうと面倒なので、取り扱いに注意です。

-8話カット47。直筆レイアウト付き。-

-裏にラフレイアウト。-

-そして背景ですが、上に切り抜きのソファーがペタっと。-

-それもめくると、広々とした部屋が。-
背景の上に切り抜きのパーツが貼付けられているものは、珍しいものではないようです。
他にも、同じような構成のものが見つかりました。
上手く処理してあるので、アニメ画面では全く気がつきませんね。

-11話カット19。直筆レイアウト付き。-

-背景。浜辺でラバボーが顔を出す場面。-

-4話カット144。直筆レイアウト付き。-

-背景。夜の動物園。-

-11話カット243、245、248、258。直筆レイアウト付き。-

-背景。海の中でケースケを応援するコメットさんの場面。-
さすがに、どれもこれも素晴らしいイラストに仕上がっています。
レイアウトの方も、キャラクター原画でなくとも満足できるイラストになっているものは珍しくありません。
それにしてもキャラクターのいない部屋だけをボーっと眺めていると、誰もいない藤吉家でひとり留守番でもしているかのような気分になってくるのです(笑
誰か帰ってこないかな…。
続いて、直筆のラフ原画類です。
さすがに本来の完成された原画ほどシャープではありませんが、ものによっては本格的。
サイズはこの手の原画類で使用される一般的なものと同じです。

-所有しているラフ原画類。絵は本当のラフから本格的なものまで、いろいろです。-

-メテオさん、コメットさん、ツヨシ、ネネ。豪華に勢ぞろい。-

-ラバボーとコメットさん。浜辺で貝殻通信機を当てている場面かな。-
背景も原画も直筆であることに加えて注意書きがあるため、より身近にコメットさん☆という作品を感じることができます。
眺めているだけでワクワクしてきますし、気が付いたら2時間ぐらい経過していたなんて日も珍しくなく。
これらを手にした影響で、他の作品の資料までチェックするようになってしまいました。
物によっては人気と希少性ゆえに高価なものも多く、さらに古い作品のものはすでにファンの手に渡ってしまっており、どれもこれもというわけにはいかないのですが…。
コメットさん☆も例外ではなく、すでに大半のものはどこかに流出しているみたいですね。
古い作品になると、今となってはもう目にすることもほとんどなさそう。
わたしもその手のものはいくつか持っているわけですが、今でも人から預かっているような、そんなプレッシャーを感じています。
自分でもバカらしいと思うし畏縮するつもりもないのですが、かといって他のグッズのような扱いはとてもできないです。
今回ここでは紹介しきれないものが他に何枚かあるので、そのうちまた紹介します。
他作品の資料に関しては、本家サイトに掲載する予定です。
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